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介護職は大変なことばかりではない!どんな魅力がある?

介護の仕事と耳にすると、多くの方がきつくて大変といった印象を抱くかもしれません。

 

しかし、きつくて大変な仕事は介護職だけでなく、どのような仕事でも良い部分と大変な部分は存在します。

 

介護の仕事は、高齢者や障害を持つ方が、その人らしく生活を送ることができるようにサポートする仕事です。

 

日本は4人に1人が65歳以上であるという超高齢社会に突入し、今後、さらに高齢者が増えることが予測されるので、介護を担う人材のニーズは高まるばかりです。

 

介護の仕事は、この超高齢社会に大きく貢献することができ、景気に左右されず将来性や安定性のある仕事だといえます。

 

人生の大先輩と自然に触れ合う時間が持てる

介護の仕事は未経験という方の場合、長い時間、高齢者と過ごすことは大変で退屈なのでは?と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、人生の大先輩である高齢者と過ごす時間は、想像しているよりもずっと尊いものです。

 

若い世代に見られるような、常に時間に追われている感覚が高齢者にはなく、心にゆとりを持って毎日を過ごしている方ばかりです。

 

十分にケアが行き届いていなくても、怒りにまかせて怒鳴るのではなく、気持ちに余裕があることで笑って許してくれる方もいます。排せつケアを行う時には、申し訳なさそうにねぎらいの言葉を掛けてくれる方もいます。

 

戦争や震災など、若い世代には想像もつかないような大変な苦労を経験された方が多くいますし、結婚や出産、子育て、仕事での失敗・成功、嫁姑問題、離婚、死別、金銭面の苦労、親の介護・死、自分の疾患、老いなど、様々な経験を乗り越えられた方ばかりです。

 

このような様々な経験があるからこそ、小さなトラブルには動じないゆとりがあるといえるでしょう。

 

すべての方がゆとりを持って接してくれるわけではなくても

もちろん、すべての高齢者がゆとりのある気持ちで接してくれるわけではなく、中には気難しい方もいれば、認知症の症状から気持ちが不安定な方もいます。

 

しかし、どの高齢者も人生の大先輩であることには変わりません。

 

これまでどのような人生だったのか、話を聞く機会を得ることができることは、他の仕事では決して味わうことのできない学びとなるはずです。

働きやすい勤務時間体制を確立させている事業所も少なくない

また、介護職は労働時間の自由がなく、ハードで大変と思うかもしれません。確かに、施設によっては夜勤もあるので、長時間労働のイメージが付きやすくなります。

 

しかし、介護の仕事にはいろいろな職種や職場があるので、どれも一貫しているわけではありません。

 

日中だけ営業するデイサービスなどであれば夜勤はありませんし、24時間稼働している老人ホームや介護施設の場合も、日勤だけ働く方もいます。

 

小さな子どものいる女性などは、パートタイムで日勤を希望するケースも多く、シフト制なので学校行事にも対応しやすいという施設は少なくありません。

 

また、中には保育園が併設するなど、介護職員が子育てしやすい環境を整備して、福利厚生を手厚くしている施設もあります。

 

保育園が併設されていれば、高齢者と小さな子どもが接する機会を設けることにも繋がるでしょう。

 

反対に夜勤なら手当がつくからと、積極的に夜勤のみ希望する方もいますし、希望する勤務時間帯は人それぞれです。

 

介護現場では女性が多く活躍している

また、介護の仕事は女性が多く活躍していることが大きな特徴ですが、それは家事や育児と両立しやすいこと、また、家事スキルを活かすことができることが背景にあると考えられます。

 

女性が活躍しやすいということは、女性でもキャリアアップしやすい職種ということです。

 

もちろん体力を使う仕事が多いので、男性もニーズは高めです。男性利用者に対応する場合、男性の介護職員のほうがよい場面も少なくありません。女性が多い分、職場では頼りになる存在になるでしょう。

 

ステップアップにつながりやすい

何の資格も持たない方が、パート勤務から介護職へ一歩を踏み出し、そこから資格を取得して正社員になり、さらに管理職になるといったことも介護業界では珍しくないのです。

 

資格を取得すればステップアップにつながりやすく、資格手当がつくこともあるので収入アップも見込めるでしょう。

 

介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネージャー)、社会福祉士など、国家資格や公的資格を取得することで、選択できる職場も広がります。

 

リストラや職を失う不安も軽減できる

介護業界では年齢もハンデになりません。転職しようと思っても、35歳や40歳を過ぎるとなかなか雇ってもらえないと感じる方もいるでしょう。

 

しかし、介護現場では、20代から60代や70代まで働いています。心身が健康な方なら、70代でも歓迎している事業所は少なくないのです。

 

リストラや職を失うリスクも低く安定していますし、UターンやIターンでも職探しに困ることはありません。

 

仮に勤務している事業所が倒産や撤退という事態に陥ったとしても、次に働く介護職場は必ず見つかるといえます。資格を保有していればさらに有利になるでしょう。

 

このように、介護の仕事には様々な魅力がたくさんあります。もし興味があるのなら、まずは現場の様子を見学させてもらうなど、一歩を踏み出してみてはいかがでしょう。

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