コラム

認知症介護が必要にならないための生活習慣と脳トレーニングとは?

2020年3月11日

日本は高齢化が進み高齢者の数は年々増加傾向にあります。認知症を患う高齢者は、2025年には700万人を超えるとも予想されており、国は医療や介護などのサービスを連携させて認知症対策に講じているところです。

 

家族の誰かが介護を必要とすることになったことで、介護者は疲労を溜めてしまうケースも増えていることから、認知症を予防する対策を早めに行うことが必要となっています。

 

ただ、認知症にならない具体的な予防策はまだみつかってはいないため、どのように予防すればよいのか迷うこともあるでしょう。それでも最近の研究では、認知症を予防する対策が少しずつ明らかになってきたところであり、その方法の1つである脳トレーニングをいくつかご紹介します。

 

脳トレ以前に生活習慣にも注意を

認知症になってしまう背景には、日々の生活環境が関係しているともいわれています。

 

もの忘れは脳の老化により起こり、人の名前が思い出せなくなったり、体験したことの一部を忘れてしまったりといった状態になりますが、認知症は脳の神経細胞の変性や脱落により発症します。

 

何かの疾患などがきっかけで脳の神経細胞が壊れてしまうことで起きてしまうわけですが、脳の状態を良好に保つために、日々の生活習慣を改善させることが必要です。

 

毎日の食事を見直す

たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、炭水化物など、栄養バランスの良い食事を心掛けるようにし、記憶力や判断力を向上させる上で効果があるDHAを多く含む魚を取ったり、EPAやオメガ3脂肪酸、葉酸、ファイトケミカル、ミネラルなどを補う食事を取りましょう。摂取カロリーを守り塩分や糖分を控えた食生活を送ることが必要です。

 

抗酸化作用の期待できるポリフェノールを多く含む赤ワインやコーヒーなども、適度であれば有効といえます。

 

反対に認知症リスクを高めてしまう食べ物として、肉の脂身やマーガリン、ショートニングなど血中のLDLコレステロールを増やす食べ物は、動脈硬化を引き起こしやすくなります。動脈硬化から脳梗塞なども発症しやすくなるので、これらの食品の過剰摂取は控えるようにしましょう。

 

適度な有酸素運動を

ウォーキングなど、身体に負担をかけない有酸素運動であれば、健康を維持しながら認知症予防にも有効です。

 

体内に新鮮な酸素が取り入れられ、その新鮮な酸素を含む血液が脳に送り込まれることにより、脳機能が低下することを防ぎ若く健康な状態を保つことが可能です。

 

人とのコミュニケーションが取れる機会を増やす

孤立した状態では脳への刺激が弱く、認知症になりやすくなってしまいます。

 

家族や友人などとの交流を深め、日々、会話を楽しむことができるような機会を多く設けるようにしましょう。

 

 

しっかりと夜は睡眠を取る

身体や脳に十分な休息を与えることは、身体を健康に保つためにとても大切なことです。

 

夜ゆっくり休むことができるように、日中は外に散歩にでかけたり、日光浴などを行い太陽の光を浴びることも大切といえるでしょう。体内時計が刺激を受けることにより、身体の生活リズムが整うようになります。

 

知的行動で脳を活性化させる

文章を書くことやゲームをするといった知的行動は、脳の活性化させる上でも効果が期待できますし、料理やマージャンなどは一人ではなく他の方とのコミュニケーションを取りながらできます。

 

脳をトレーニングするための方法

認知症と判断される前の段階は、エピソード機能、注意分割機能、計画力などの脳機能が低下する可能性がありますので、これらの機能を鍛えることができる脳トレーニングを行うことも有効です。

 

エピソード機能を強化するために

いつ、どこで、何を行ったのか、自分の体験を記憶として思いだすことができるように、数日前のことを日記へ記載したり、レシートを見ずに買い物をしたものを家計簿につけたりといったことを行ってみましょう。

 

注意力分割機能を強化する

例えば料理を作る時、1品ずつではなく同時進行で何品か調理したり、他の人と会話しながら作ることで、2つ以上の作業に注意を配りながら同時に行うことができるようになります。

 

1つのことを行いながら別の行動も行うことで、脳の前頭葉が活性化され脳年齢の若さ保つことが期待できます。

 

計画力を強化する

買い物する時には効率の良いルートはどの道か考えたり、旅行するための計画を立てることで、まずは計画を立てて実行するという計画力を鍛えることができます。

 

簡単なトレーニングを可能とするホワイトボード脳トレ

介護施設などで遊び感覚で脳トレーニングを行いたいなら、ルールを追加してゲーム性を高めたしりとりを行うことも有効です。

 

例えばホワイトボードに絵を描き、絵を繋げてしりとりを行ったり、チームごとに競い合うといったことで盛り上がるでしょう。

 

他にもホワイトボードなどに書かれたひらがな50音のうち、書かれていない文字を探すゲームや、単語の終わりの文字から少しずつ書き出して何の単語か当てるゲームなどもあります。

 

認知症を予防する対策として、生活習慣の改善に加え、他の人とのコミュニケーションの機会を増やし、脳トレなどを合わせて行うことを始めてみましょう。

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