コラム

介護補助についてわかりやすく解説

近年、高齢者の寿命は延び、健康に暮らせる環境が整っています。人生百年時代ともいわれ、期待と不安があるのではないでしょうか?

定年退職後の「お金の心配」や「人とのつながり」について考えている方も多いと思います。

そこで、その二つの問題を一気に解決することが可能になるのが、「介護補助」なのです。

介護職員をサポートする形で働くのが介護補助であり、高齢者に直接触れる介助は行わないものの、様々な業務を担うことになります。

今回は、介護施設でニーズが高まると考えられる介護補助の仕事についてご説明します。

この記事を読み終わるとご自身が介護補助として働くことを検討する、もしくは、周りの方に介護補助を勧められるまでになりますので、是非、ご覧になって下さい。

 

介護補助とは

介護サービスを提供する介護施設や訪問介護の事業者には、多くの介護を行うスタッフが在籍しています。

その中でも、介護福祉士など介護職員初任者研修などの資格を保有するスタッフは、介護施設の利用者に対し専門的な知識などでケアを行っていきます。

一方で、介護補助とはどんな仕事をしているのでしょうか。介護補助は、介護施設によって「介護助手」と呼ばれることもあります。いずれの呼び名も介護スタッフをサポートする仕事をする人のことです。介護補助は、利用者の身体に直接触れて行う入浴や食事、排せつ介助などは行いません。

あくまでも介護スタッフが専門的に介護業務を行うことを支援する立場として、利用者の話し相手になったり掃除や食事の配膳をしたり、身体介護以外で業務を担当するのです。

そのため、介護補助とは、介護福祉士などの有資格者が、専門性の高い業務に専念できるようにサポートする役割を担っています。

介護補助は仕事を退職した高齢者の働き口になる!

介護補助は、直接利用者を介助・介護する介護スタッフと異なり、身体的な負担が低いことが特徴です。

そのためリタイア後に介護現場で働き始めた高齢の方におすすめできます。

人生百年時代となり定年退職後の第二の勤め先にするのもよいのではないでしょうか。

また、それ以外にも、まだ資格を持っていないけれどこれから介護現場でスキルを磨きたいという方にもよい経験になるでしょう。

介護業界は人手不足が深刻化しているため、これから介護補助を増やせば業務も効率化され、介護施設で提供する介護サービスの質を向上させることにもつなげることができます。

介護人材確保を重要な課題としている国も、若い世代はもちろんのこと、中高年齢者や女性、障がいのある方など幅広い人材雇用がされるような取り組みを進めているので、検討したい職種といえます。

 

介護補助ならいつでも介護現場で活躍できる

繰り返しますが、介護施設で利用者に対する身体介護などは介護専門のスタッフが行うため、介護補助は負担の少ない業務を担当することになります。

そのため会社員として勤務していた方が定年を迎えたものの、まだまだ現役として働くことのできるといった元気な高齢者におすすめです。

働きながら介護知識を習得することが可能なので、自身や家族の介護予防にも役立つ知識などを得ることができるのはメリットとなるでしょう。

一方で、デメリットとして、高齢の方が現場で働くとき、終日勤務では体力的につらさを感じることもあるでしょう。

しかし、介護事業所によっては、午前と午後のいずれかのみ勤務を可能とする場合もありますし、業務内容に応じて短い時間で勤務可能とするケースも多く見られます。

出勤する日数も1週間で3~4日程度など、毎日勤務しなくてもよいことも少なくありませんので、できる範囲で働くことを可能とすることが介護補助の魅力です。

 

もちろん若い世代や子育て世代でも介護補助として働ける!

介護補助は、これから介護現場で少しずつ介護の知識を得て、スキルアップしていきたいという若い世代にもおすすめです。

また、短時間労働が可能なため、子育て世代の主婦などでも安心して働くことができます。

子どもの保育園のお迎えなどがあり、空いた時間を活用して働きたいという主婦でも、仕事と子育てを両立させることができます。

短時間出勤や土日祝日は休日にしてもよい介護事業所もあるので、自分の働き方と合致する施設を選ぶとよいでしょう。

 

介護補助になるにはどうすればよい?

介護補助は介護の資格や経験がなくても働き始めることができます。

実際に介護現場で働きだした時には、まず掃除や片付けなど比較的簡単に始めることが可能な業務から行うことになるでしょう。

そして介護職員初任者研修や実務者研修を受講し、専門的な知識を得ることで介護業務を行うといったステップアップも可能です。

介護補助は幅広い年代の方でも資格・経験なしで始めることが可能なので、興味がある方はそこから初めてみてはいかがでしょう。

 

まとめ

介護補助について説明しました。

介護補助は、仕事を退職した方や若い世代の方など様々な方に働き先の窓口が開かれているのがわかったのではないでしょうか。

是非、一度「介護補助」のお仕事を検討してみてはいかがでしょうか。

-コラム

© 2018 介護パートナーズ